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行雲流水 harada's diary

雲や水の流れのように自然にまかせて綴っています

経営者の仕事 [0009]

経営者の仕事は、未来を見据えて組織・仕組みを創ることであり、様々なリスクに備え、組織が持続的に社会に貢献できるようにすることです。

そのために社員が働きやすい環境を誰よりも考えることが重要です。

組織は人の集まりです。

その人たちが同じ方向を向き、それぞれの得意分野で最大限の成果を発揮できるようにするには、明快なビジョンが策定されており、所属する社員にビジョンへの共感がある前提で、働きやすい、働くことを楽しめる(楽しめなくとも最低限嫌々はやらない)環境整備が必要です。

「それは社員自身の問題だ」と言う人もいますが、現実を見たらそこまで考えておく方が良い結果につながる確率が高くなります。

採用時に上っ面の共感を示す人をいかに見極められるかが重要にもなります。

組織のカギを握る人の採用も経営者にとっては重要なはずなのですが、何故か学歴や能力(スキル)面、前職の会社のブランドなどを重視し、採用に失敗するということも多いようです。

また、環境変化を会社の停滞や衰退の理由にするようでは経営をやっていないのと同じことです。

責任を部下に押し付けるなどというのは言語道断です。

その変化やリスクを見極め、組織のビジョンやミッションを定義した次に経営の重要な仕事でもあるからです。
そしてすべての結果に対して責任を負うのが経営の役割です。

やったことのある人にしかわからないかもしれない"孤独感"というものも凌駕できる人が向いているのが経営者という仕事です。

報連相は上司の責務 [0008]

報連相」という言葉があるが、これは上司が部下に科すものではない。必要なときに「報連相」しやすい環境をつくる上司の責務のことである。

部下に強いている上司がいたら、概ねそのチームはうまく機能していないだろう。何故なら情報流通が滞っているからこその指示である。
情報が滞っていれば判断材料が足りずに判断を誤ることもあるし、現場も場当たり的な対応や指示に従うだけになる。状況がわからないのだから言われたことを言われた通りにやるだけになる。

機能しているチームや組織は、関係性がよく(仲良しという意味ではなく必要なコミュニケーションがとりやすいということ)、情報が自然と共有しやすい環境にある。

情報が広く伝わっていることから同じレイヤーでの会話が可能になり、相談もしやすい環境になっている。

報連相はまずは上司から部下への情報共有とコミュニケーションに始まる。自ら働きかけることができずにコミュニケーションは成立しない。また、必要なときに直ぐにできるようにしておくことが大切である。

デンと自席に座りながら「報連相をせよ」という上司が組織内で幅をきかせているようなら、次の道を考えた方がよいかもしれない。
同じことを考えている人がいるだろうし、これからの時代、そういう組織には未来はない。

リスペクトと信頼 [0007]

ビジネス 生き方 人間関係

他者へのリスペクト(*1)、信頼することが良い関係の構築、良い結果をもたらします。

不信感、疑心暗鬼からは何も生まれないどころか負の連鎖が引き起こされます。

しかし、多くの組織では政治的駆け引きなど含めて、相手の役割や能力を認め、尊敬し、敬意を表し、信頼するということができていません。不信感や貶めようという利己的行為が横行しており、疑心暗鬼に陥って負の連鎖が引き起こされていることもあります。

お互いにリスペクトし合い、信頼し合い、任せ合うことで、関わる人すべてが幸せな道を歩めるようになります。

他者へのリスペクトを忘れず、信頼し合い、気持ちの良い空間を築くことを常に心がけていきたいものです。

(*1)リスペクト(respect):「尊敬し、敬意を表す」こと。

目的と目標と手段 [0006]

ビジネス 組織

目的は何のために、なぜやるのかという本質的意義です。
「見たい世界・行きたい世界・向かうべき方向」、「目的地」とでも表現すると伝わるでしょうか。
目的は概念的で抽象的な言葉で表現されるものですから、「道標」のようなものと考えると理解しやすいかもしれません。
目的の定義は、経営トップの重要な役割です。

目標は目的を達成するために設けられる具体的に見えているもの(数字や事象)です。
目標は「目印」であり、目標の先に目的があるという風に捉えるとわかりやすいでしょうか。
一つの目的に対して、フェーズや役割(チームや担当)ごとにいくつもの目標が設定されます。
目標を達成したら次の目標、達成できなかった時は要因分析して新たな目標を設定します。
目標を達成することで目的に近づくものです。
目標が誤っていなかったどうかの確認ポイントになります。
目的とは全く関係ない目標を掲げている組織がたまにありますが・・・そういう組織は不幸に向かっていくことになりますので早期の軌道修正が必要です。
目標設定は、リーダーの重要な役割ですが、目的理解も重要な役割となります。。

手段は目的達成、目標到達のためにどのようなやり方をするのかということです。
殆どの場合、選択肢は一つではありません。正解も一つではありません。
山登りをする際に、登山道がいくつもあり、そのどの道を選ぶかということであり、戦いであればどのような武器を使うか、どのように戦うかということと捉えるとわかりやすいでしょうか。

このように「目的」「目標」「手段」は明らかに異なる意味を有するのですが、なぜか同してしまうケースがあります。一般的には「手段の目的化」と言われていることで、議論の場が目先の話に終始したり、目標設定の誤りがあると議論の視点が行為にだけ向いてしまい、手段を決めることが目的になってしまうという状況が起こります。

リーダーは「この目標は目的に向かっているのか?近づくのか?」ということを意識し、検証した上で目標を定めることで目標設定の誤りを防くことができます。
(目標が正しい前提の上で)会議のファシリテーターは、議論が目標を達成することに向いているか、目先の行為ばかりに視点がいっていないかを確認しながら、適宜修正をすることで議論の内容が手段の目的化になることを防ぐことができます。

常に頭の片隅に「そもそも論」を置いておくと誤りを防げます。

目的と目標と手段を明確に理解した組織は組織力が発揮されます。
また、必要な人材要件も見えてきますので、採用ミスなども減少させることができます。
様々な良い効果をもたらすことでもあるので、「目的」「目標」「手段」の違いと必要なこと、誤りの予防法を組織運営において意識してみてください。

簡単だから素人でもは間違い [0005]

ツールが進化し誰でも簡単にできるようになっていることは増えています。
簡単だから素人でもと考えることがあると思いますが、必ずしも「簡単にできるから素人にもできるということではない」ということは忘れられがちです。
例えばwebサイト。CMSが普及し、素人でも簡単にwebサイトを作れるようになりました。
何も考えずに「ただ単にwebサイトを作れば良い”だけ”」であったり「更新する”だけ”」の「作業」であれば「素人でもできて便利ですね!」で良いのです。
そこに達成すべき目標が存在する場合は話が変わります。
その目標達成のためのプロの視点やノウハウを生かすことが必要です。素人では目標達成からほど遠いところのものができるでしょう。
無論、完全素人だった人が素晴らしい結果を出すことがあるかもしれませんが、結果を出すことにこだわるプロがひしめく中で(結果にコミットしている人がどれくらいいるのかは置いといて)素人でもできることであるから結果が出せる訳ではありません。
たまたまwebは素人だけれども目的達成に向けて考えることがプロの人であれば、webは素人だけれども結果を出すということはあるでしょう。
便利なツールも誰がどのように使うか次第で結果は変わります。
そのことを知っていれば「簡単だから素人でも」という考え方にはならないでしょう。
また、便利なサービスの評価や使い方も変わってくるのではないでしょうか。
手軽に便利になったツールを使う場合、考えることにこれまで以上に時間を割くことも必要になります。
常に切磋琢磨することが必要であり、単に楽になって結果が出るということは現実には殆どないということを理解することが大切です。

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